癌治療学会が患者&患者支援者(アドボケート)向けのプログラムを始めてくださって、今年で3年目。さまざまな試行錯誤があったと聞きますが、今年は、がん対策推進協議会や患者会活動でご活躍の5人の患者経験者が運営委員会をつくって準備してくれました。
参加者向けの用語集付きしおりの製作にはじまって、アドボケート向けのランチョンセミナーほかさまざまな準備、本当に大変だったと思います。
ありがとうございました!
なかでも好評だったのは、Meet the Professorのセッション。メンターセッションと発想は同じです。学術会議の本セッションを医療者(多くはセッションの座長をつとめられた先生!)の方々が素人にもわかるように解説してくださるというもの。
ほかにも、スカラシップをもらっての参加者には、ポスターセッションでの発表が課せられました。
ポスターセッションなんて、初めてです。
ドクター方のポスターセッション会場と同じテント内に、アドボケート(44人分)のコーナーが設けられていました。全国各地で患者会などをリードしてらっしゃる皆さんが、どんな活動をしてらっしゃるか、それぞれに工夫して発表されていて、互いの会話もはずみました。
わたしは任意団体「科学的根拠に基づくがん検診を考える会」の人間として参加させていただいたので、がん検診についての情報発信について発表。ちょっと毛色が違ってこんなんでいいのかしらんと心配でしたが、関心をもってくださる方もいて、ほっとしました。
また、一瞬でもがん検診の不利益について思いをめぐらせてもらえたらと、3つの設問をして、シールを貼って答えてもらう試みもしました。
これ、友人の患者経験者Hさんが、ポスター発表でつかわれていたアイデアを拝借したものです。
だ~れも答えてくれないかと思ったら、意外とたくさんの方がシールを貼ってくださって、感激でした。
参加者の背景からしてバイアスかかりまくり、アンケートとも呼べない代物ですが、結果はこんな感じでした。
がん検診って、今健康な人はがんのことを含めて詳しいことを知ら
でも、受診者は「精密検査を」と言われただけで「わたしはがん
そういう不安・負担を少しでも減らしてあげるのも、アドボケート
学会では、本当に多くの学びと出会いをえることができました。
2週続けての学会参加で、もうお腹も頭もいっぱいですw
今夜はぐっすり眠れるかな?
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